TPOP principle 4.5 コードの臭い
第4章 視点
principle 4.5 コードの臭い Bad smell in code.
言葉の復習
- 設計とは何か。
- principle 1.2 コードは設計書
- 「基本設計」「詳細設計」「プログラミング」「テスト」「デバッグ」全てを「設計」と呼び、「コード」は設計書、「リリースビルド」が製造である。
臭いの傾向
よく見る
- 状態
- そっくりのコードがあちこちに存在する
- 改善策
- 重複したコードを一つにまとめる
長過ぎる
- 状態
- 「この関数でやっていることはAである」と一言で言えない
- 改善策
- 関数を分割して、関数の責務を一言で表現できるようにする
大きすぎる
- 状態
- モジュールの責務が大きい
- モジュールの修正の機会が多い
- 時間経過に連れ、モジュールの規模が増加し続ける
- 改善策
- 分割して、モジュールの責務を一言で表現できるようにする
多すぎる
- 状態
- モジュールの数が多すぎて、依存関係、処理の流れを追うことが出来ない
- 改善策
- 仲介役の削除、統廃合によりモジュールの数を減らす
名前が合わない
- 状態
- 名前と実際のコードの内容が合わない
- 改善策
- 表現したい概念と合っていなければ、直ちに適切な名前に修正する
- 以前正しかった名前でも、改修によって正しくなくなることがあるので、その時点で名前も修正する