入門ソーシャルデータ 1.1, 1.2

※本記事では、書籍を読んだときの自己解釈によるまとめや感想を記述しています。実際の内容とは異なりますのでご注意下さい。

1.1 概要

TwitterAPIを概観し、頻度分析を使ってツイートから何らかの分析結果を導き出し、データマイニングの基礎を学ぶ。

学ぶこと

1.2 Twitterはなぜ人気があるのか

Twitterは相互フォローが前提ではなく、一方的なフォローモデルで構築されている。一方的なフォローは、好奇心・関心の矢印に言い換えられる。

インタレストグラフ(関心の結びつき)としてTwitterを考える。このとき各ノードが本物の人間でなくてもよい。このグラフによって関心を持つ人の集合を特定できる。どのようなコミュニティが存在しうるかも分かる。

Twitterは、規則として組織化を強制しようとしない。特定できる人物であったり、特定の団体に所属していたりする必要がない。代わりに、少しのツールによって、ツイートの自己組織化を支援する仕組みが備わっている。

例えばハッシュタグというツールが存在する。このタグで検索をかければ、数多のツイートからタグが付随するツイートのみを抽出することが出来る。この機能は、ユーザにとってすぐに理解でき、ユーザに様々な利用方法の想像を掻き立たせ、ユーザがすぐに使うことが出来るものである。ハッシュタグに具体的な利用方法の制限が付随して、正しくツイートを組織化する方法をユーザに強制することはない。ユーザ間や利用するコミュニティによって、組織化の方法が自ずと定まってくるシステムになっている。個々の要素を分類学的な方法(タクソノミー)で区別するのではなく、個々人の勝手なラベル付の判断によって区別されていく方法(フォークソノミー)が用いられている。